茉莉の歌指南!②
お待たせ〜!
【その1】【その2】はどうだったかしら?
カラオケ審査員歴20年。たくさんの歌を評価してきたから
きっとお役に立つと思うんだけど!(^^)
じゃあつづき、いっちゃうわよ〜♪
【その3】歌のドラマを表現できているか
昔、”歌は3分間のドラマ!”なんて良く言ったわよね。(今は4〜5分かな)
たった3分の間に ひとつの物語が はじまり〜完結する。
例えば、あなたの歌を聴き終わった人が 映画一本見たくらいの感動をおぼえたら
そりゃもう”やったー!”って感じ。審査員がたまたま歌の作り手(作詞・作曲者)だったら自分の中に描いていた主人公に あなたがなりきってくれて”魅力ある人” として演じてくれたことをきっと喜ぶはずです。
「カラオケ大会で歌う時は 1コーラスのみ、っていうことが多いんです。そのたった1分ほどの時間でドラマを作るなんて、、至難の業だぴょん。🐰」
あらウサギさんね!その通り。まず当たり前だけど歌詞の理解がとっても大切ね。言葉一字一句を暗記することだけじゃなく、頭の中でイメージするの。どんなキャラクターなのか?って。そして1コーラスの中には必ず「起承転結」があるから” 聴かせどころ”をしっかりおさえてね。
「聴かせどころ”っていうのは 要するにサビのことでしょうか?」
そうよ。サビに向かって少しずつ、少しずつ階段を登るようにね。主人公の気持ちの動きを表現するのよ。最初から最後まで淡々とした調子で、まるでお経を読んでるような人がいるけど、、そういうのを”一本調子”っていうのよね。いい声なのに、もったいないわ〜。
「一本調子にならないコツってあるんですか?」
もちろんあるわよ。審査員をする時にいつも書くのは ”声に色合いをつけましょう”ってことなの。例えば「嬉しい時の声」「あったかい気持ちの時の声」「楽しくて踊り出したい時の声」みんなポジティブな声ではあるけど 全部ニュアンスが違うわよね。使いこなせるかな?
「うっ。大袈裟な表現をすればメリハリがつくと思っていました!」
小さくまとまりすぎない、というのも大事なポイントではあるけど
歌の解釈が自由奔放なのはNGですよ!
次回は【その4】ほどほどに歌いこんでいるか、について
解説するわ♪
・・・つづく。